2017年1月9日月曜日

ニッポン大健闘!ヨーロッパカップ ゲリッツェン大会二戦結果速報!

 
昨日今日と二戦連続ゲリッツェン(オーストリア)で、ヨーロッパカップが開催されました。
 
12月に開催されたホッフヒューゲンのヨーロッパカップのようなほぼワールドカップ選手とまではいきませんでしたが、ワールドカップ選手も数多く出場し、ポイントバリューマックスの熱いレースとなりました。
 
そんな中、本日2戦目で神野慎之助選手がやってくれました!
4位入賞!!!
 
予選12位通過でしたが、ジャイアントキリングを起こし!滑るたびに早くなっていき、ベスト4に入りました。本人は優勝したかったと思うので悔しいと思いますが、これは本当に凄いことです。
間近で見た自分には、何かをつかんだかのようにも見えました。
本人いわく、「神野慎之助!おかえり!」だそうです。笑
この調子で斯波選手に続いてワールドカップに出場し、ぜひオリンピックに出てほしい!
 
今回のヨーロッパカップは神野選手の他にも日本人選手が大健闘!
ワールドカップの準備のため初日だけの出場となった斯波正樹選手は、決勝1回戦で失敗し残念ながら敗れてしまいましたが、予選1本目で片側1位をとり、実力の差をみせつけてくれました。女子の佐藤えみ選手は初日、予選2本目でセカンドラップを出し、ベスト8。自分も初日に、相手の失敗に助けられましたが、2年ぶりにヨーロッパカップでベスト8に入ることができました。
 
決勝に残れた選手、残れなかった選手、嬉しかった選手、悔しかった選手、様々ですが、
だれ一人今回の結果に満足している選手はいないと思います。
しかし、日本国中の皆さんの願いである、日本表彰台独占へ1歩近づいたのも間違いないと思います。
 
この調子で行ってしまいましょー!!!
 
 
 
今回は日本チームとして行動しているわけではなく、一人一人が個人遠征を組み、現地で合流、個人競技ですがみんなで協力し合って大会に挑みました。
マイナス20度の極寒の中、みんなが自分のことだけでなく、周りの選手のケアをしながら勝負に挑む姿を見て、22年間この競技をやってきて、この競技は本当に素晴らしいなと改めて思いました。
 
次は、1月10日にバドガシュタイン(オーストリア)でワールドカップ第三戦が開催されます。
日本からは斯波正樹選手と家根谷えり選手が出場予定です。
 
これをご覧になった皆さんも一緒に応援しましょう!
ガンバレーニッポン!!!
 
 
 
少し、別の視点の話になりますが、
韓国チームの急成長には非常に驚かされます。
3年前とは比べ物になりません。
その理由はなんなのか?
僕には本当の理由はわかりません。
ただ、ひとつ思うのは。
みんな仲は良いのに、バチバチ!
勝負は「スタートからゴールまで」だけに見えます。
蹴落としあいをしているようには見えません。
本当のところはよくわかりませんが。
韓国チームはワールドカップの出場権など頻繁に予選会を行なっています。
今回のヨーロッパカップは冬季アジア大会出場をかけた韓国人選手同士で予選だったそうです。
そして、個人で遠征を組んで挑んだ34歳同い年のミョンゴンが3位に入賞しました。
ミョンゴンは前大会である2003年の冬季アジア青森大会銀メダリスト。
そして、自分は金メダリスト。
今度は地元札幌で開催される冬季アジア大会。
出場して、またミョンゴンと勝負したい!
しかし、どうしたら指定選手に選ばれて、出場できるのかわからないこの現状。
無力な自分に苛立ちを覚えますが、どちらにしろ自分のやらないといけないことはただ一つ。
ヨーロッパの大会で誰もが認める成績を残すこと!
頑張ります!!!
 
 
川口 晃平(パンダスタジオ・スキークラブ)

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